2011/01/13

今はない、吹上の正方形とレンガの壁(公園/刑務所/レンガ)




吹上公園と吹上ホールがある場所が50年前までは、刑務所であったことをご存知ですか?




「千種区で今はないけど、記憶に残っているものはないですか?」とお聞きしたところ男性の方より刑務所があったという種をいただき、あかしてまいりました。

この土地は千種区と昭和区にまたがっていて、刑務所があったときの土地の形は正方形だったそうです。

現在の地図を見てみると、吹上公園の南東部に直角が見えます。
そして、吹上ホールの西側の道を超えたところにある土地に南西部の直角が見えます!
残念ながら北部にあった角は、若宮大通の一部になってしまったため、今は見ることができません。

この刑務所は、愛知監獄→名古屋監獄→そして名古屋刑務所へと名前を変えていき、その後、若宮大通を作る際に土地がかぶっていたため、みよし市に移転されたそうです!
みよし市に移転された今も、名古屋に位置していないにも関わらず、なぜか引き続き名古屋刑務所と呼ばれています。

今回の情報発信に向けて刑務所の名残がないかと散策してみて、確証はないのですが見つけることができました。
それが、若宮大通沿いの植え込みの仕切りに使われている、「赤レンガ」です!

刑務所は赤レンガの高い塀が巡らされていたそうで、それに因んでいるのではないかと思います。
みなさんも今は亡き場所の名残を探してみてはいかがですか?



(文章:S.M)


■地域エリア :吹上
■住所    :名古屋市千種区吹上2丁目6 吹上公園


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